世界の移民情勢

ここではアルゼンチンだけではなく、世界的な視点から移民について考察していきます。

国連が推定する情報によれば、2005年の時点で1億9000万人の移民がいます。
これは世界人口の約3%で、残りの97%の人口は後継国、または出生国に住んでいるといえます。
二世、三世など後継国に住んでいる人間を入れれば、さらに数は増加し、決して少ないとはいえない数字だと思います。

移民の世紀

19世紀はさまざまな側面から考えて、「移民の世紀」と呼ぶことができます。
その側面とは、民主主義国家の発展により“移民”という考え方ができたこと、各国(特にヨーロッパ)から海外移民する者が増加したものなどです。
後者について具体的に説明すると、19世紀のヨーロッパでは人口の過度な増加、産業革命による交通機関の発達などにより、大規模な人口移動が起こりました。
人口の移動先は大きく分けて“都市部”と“海外”に分類され、第一次世界大戦までの100年間に海外移民したヨーロッパ人は約6000万人程度に及ぶといわれています。
まさに「移民の世紀」です。
これによって分かることは、移民とは決して偶発的なものではなく、なんらかの原因によって起こりえる、ということです。

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